施工手順と施工上の注意 たて貼り・よこ貼り
コンクリート壁、漆喰壁、ブロック、レンガ面への施工は避けてください。
◆よこ貼り施工手順のマニュアル動画
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ホワイトボードシートを貼る向きによって貼り方に違いがあります。
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【よこ貼り】
下地壁面の確認、調整をする-1
プラスターボード下地、木下地の場合
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1-下地の不陸(凹凸)を調整する
●仕上がり面に影響が出ますので、凸凹を削ったり、パテ処理をして 下地を平滑にしてください。
●下地から 釘の頭が出ている箇所は、下地面より沈めるように金づちで打ち込んでください。
●下地の継ぎ目も仕上がり面に出てしまいますのでパテ処理などで埋めてください。
壁紙の上に貼る場合
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1-壁紙の材質を確認し、表面の汚れを拭き取る
●ホワイトボードシート裏面の粘着剤がアクリル系のため、塩ビ壁紙、紙壁紙の上には貼れますが、オレフィン壁紙、表面撥水加工品などアクリル樹脂との相性が悪い壁紙面には貼れませんので、予め壁紙の材質をご確認ください。
●壁紙表面のホコリや油汚れを拭き取って除去してください。
※壁紙の上に貼る場合は壁紙の凹凸やジョイント部が多少表に出てしまいます。ご了承ください。
壁面のホワイトボードシートを貼りつける場所に水平器、垂直器を使って4角90度の位置決め線をマーキングする - 2
ホワイトボードシートは重量があるので、よこ貼りの長さが長くなるほど、斜め下にずれていきます。それを防ぐために、施工前に水平器、垂直器を使って正確に位置決め線を引いてください。
ホワイトボードシートの初め25~30cmを位置決め線に合わせて貼る - 3
裏側の離型シートは一気にめくらず、初め25~30cm位をめくって切り取り、切り取った部分で位置決め貼りをしてから全体を貼り合わせてください。最初から一気に裏シートをめくってしまうと、粘着剤が下地壁面の予定外の位置にくっついてしまい、シワやエアだまり(ふくれ)になってしまいます。
この作業は2人以上で行ってください。
よこ貼り施工工程の中で、この作業が一番大切ですので慎重に行ってください。
【慎重に作業していただきたい理由】
25~30cmの位置決め貼りで、直角(90度)から一度傾いた89度で貼ってしまった場合、1m先では約17.4mm、2m先では約35mm位置決め線よりずれ、傾いて貼られてしまいます。
下の作業手順を参考に直角(90度)を意識して、位置決め貼りを行ってください。
作業手順
1:壁面に貼りやすいようホワイトボードシート裏面の離型シートを25~30cm位切り取る
2:離型シート切り取り部を壁面の位置決め線に合うように正確に貼る。
1 | 紙管に巻いたホワイトボードシートを40~50cm引き出す。 【よこ貼り3m以上の場合】 ・巻きがゆるまないように、上部を付属の「上部はさみクリップ」で固定する。 ・「ズレ落ち防止パット」で巻きの下を支えてズレないようにする。 ※「上部はさみクリップ」と「ズレ落ち防止パット」はよこ貼り3m以上に付属しています。 |
2 | まず上部約20cmを位置決め線(よこ)に正確に合わせて、たて方向に少しだけ貼る。(手貼りで2~3cm) |
3 | 次にたて方向端約50cmを位置決め線(たて)に手で合わせてみて、線に沿っているかを確認する。 |
4 | 線に沿っていれば、スキージを使って上から一番下まで幅5cm位を貼っていく。 ※この時一人がホワイトボードシートの上下を持って、生地をピンと張った状態にし、位置決め線(たて)に合わせるようにするときれいに貼れます。 紙管は傾けないで下地壁面と平行になるようにしてください。 |
5 | 貼り終えたら、離型シート切り取り部全面をスキージを使って上から下にエアーを押し出しながら貼る。 ※この時も、紙管は必ず下地壁面と平行になるようにしてください。紙管が傾いていると生地が斜めに貼られることになりシワが入ってしまいます。 |
※この作業で離型シート切り取り部全面が下地の位置決め線に沿って貼り合わせられたことになります。
ホワイトボードシートを壁面に貼り合わせる -4
この作業は3人以上で行ってください。
裏面粘着剤付きのため、貼り直しができませんので 慎重に作業してください。
- 「上部はさみクリップ」を取り外して、端からエアーを押し出すように貼っていってください。「ズレ落ち防止パット」は紙管を支えるのに役立つので取り外さずにそのまま使ってください。
- 1人はホワイトボードシート裏側の、先ほどの作業手順 1で折り曲げた離型シートをつまんで貼り合わせる方向にゆっくりと剥がしていってください。
- 残りの2人は紙管を持つ人と貼り合わせる人に分かれ、紙管を持つ人は離型シートを剥がす人と呼吸を合わせながら移動し、貼り合わせる人はスキージでエアーを抜きながら位置決め線に沿って貼り合わせて下さい。
※紙管を持つ人は、下地壁面から少し離した位置で、下地壁面と紙管が平行に、かつシートをピンと張るようにしながら、貼る方向に移動してください。
シートを壁面から離しすぎるとスキージが動かしにくくなり、近づけすぎるとスキージで貼ろうとしている箇所より先の箇所が壁面にくっついてしまいシワやふくれになってしまいます。(下図) - 貼り始めてからは、紙管を持つ人は、シートの上側を横方向の位置決め線と同じくらいの高さに持っていってください。貼り合わせる人がシワなく貼りやすく作業ができます。逆に高すぎたり低すぎたりする位置に持っていくと、貼りにくく、シワが入りやすくなります。
※離型シートを剥がす人は、紙管を持つ人の動きに合わせて剥がしていってください。
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【たて貼り】
下地壁面の確認、調整をする-1
プラスターボード下地、木下地の場合
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1-下地の不陸(凹凸)を調整する
●仕上がり面に影響が出ますので、凸凹を削ったり、パテ処理をして 下地を平滑にしてください。
●下地から 釘の頭が出ている箇所は、下地面より沈めるように金づちで打ち込んでください。
●下地の継ぎ目も仕上がり面に出てしまいますのでパテ処理などで埋めてください。
壁紙の上に貼る場合
- 1-壁紙の材質を確認し、表面に汚れを拭き取る
●ホワイトボードシート裏面の粘着剤がアクリル系のため、塩ビ壁紙、紙壁紙の上には貼れますが、オレフィン壁紙、表面撥水加工品などアクリル樹脂との相性が悪い壁紙面には貼れませんので、予め壁紙の材質をご確認ください。
●壁紙表面のホコリや油汚れを拭き取って除去してください。
※壁紙の上に貼る場合は壁紙の凹凸やジョイント部が多少表に出てしまいます。ご了承ください。
壁面のホワイトボードシートを貼りつける場所に水平器、垂直器を使って4角90度の位置決め線をマーキングする - 2
ホワイトボードシートは、裏面粘着剤付きのため貼り直しができません。下地の位置決め線を正確に引き、線に沿って貼り合わせてください。
位置決め貼りをする - 3
この作業は2人以上で行ってください。
作業手順
1:裏側の離型シートを4~5cm位剥がして切り取り、位置決め線に合わせて正確に貼ります。
※10cm以上剥がすとシワやエアーが入りやすくなり、正確な位置決め貼りが行いにくくなります。
2:離型シート切り取り部を、下地壁面の位置決め線に合うように正確に貼る。
3:貼り終えた部分をスキージなどを使って圧着し、エアーを抜き取る(位置決め貼り完了)
ホワイトボードシートを壁面に貼り合わせる - 4
この作業は2人以上で行ってください。
裏面粘着剤付きのため、貼り直しができませんので慎重に作業してください。
- 位置決め貼りより下の部分を位置決め線に合わせて貼っていきます。
- たて貼りは、高さ2m程度迄の為、紙管は取り外して貼り合わせます。
- ホワイトボードシートを持ちながら離型シートを剥がす人と、貼り合わせる人に分かれます。
- ホワイトボードシートを持ちながら離型シートを剥がす人は、片手でホワイトボードシートを持ち、片手で離型シート端の、先ほど折り曲げた箇所をつまんで下に下げていきます。
貼り合わせる人は、離型シートを剥がす人と呼吸を合わせて、上から下へエアーを抜きながら、位置決め線に沿って貼り合わせていってください。※たて貼りは重力に逆らわず上から下に貼っていくので、よこ貼りに比べると施工が楽です。
- 貼り終えた後は、スキージ、ローラー、乾いた雑巾などを使って全面を圧着してください。貼り終えた直後は粘着剤が柔らかいので、エアーを押し出すことができます。時間が経つと粘着剤が硬化してしまいエアーを押し出せず、エアぶくれとして残ってしまいますので貼り終えた後の圧着、エアー抜きは十分に行ってください。
☆たて貼りを2枚以上される場合
ジョイントは突き付けになります。ジョイント部の隙間が多少目立ちますのでご了解ください。
生地に柔軟性がないため、出隅・入隅の施工はできませんのでご理解ください。
小口廻りの仕上げは同系色のジョイントコークで仕上げてください。
※貼り合わせ時、巻き戻し時にホワイトボードシートに折れジワやへこみキズがつくと元に戻りませんので慎重に取り扱ってください。 ※ホワイトボードシートは端部の硬質フィルム切り口で手を切る危険がありますので十分に注意してください。
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